2018.8.13

村松崇継☓大谷亮平 特別対談【後編】

「いただいた仕事を一つひとつ楽しみたい」


テレビ東京系 ドラマBiz『ラストチャンス 再生請負人』で、主題歌とドラマ音楽、出演というかたちで、ジャンルは違えども同じ作品に取り組んでいる音楽家・村松崇継俳優・大谷亮平
これまで面識はあったものの、じっくり話をするのは今回が初めてという二人の対談をお届けしています。>>前編はこちら
後編では、8月22日に発売となる村松崇継のニューアルバム『青き海辺のカタルシス』にまつわる話や、今後取り組んで行きたいことなどについて聞きました。


波の音を聞くとつらいことも忘れられる

――村松さんは、ドラマの主題歌でもある『Starting over』が収録されたアルバム『青き海辺のカタルシス』を8月22日に発売されます。アルバムのタイトルにはどのような意味が込められているのでしょうか?

村松:
僕は海のある浜松市で育ったのですが、小さなころから、つらいことがあると中田島砂丘というところに行っていたんです。そこで波の音を聴いているだけで、いろいろなことが忘れられました。
そんな子供の頃の思い出から、聴くと浄化されるような楽曲を詰め込んだのが今回のアルバムです。夏の終わりに聴いていただいて、みなさんの心の浄化のお手伝いができればなと。
大谷さんも、お疲れでしたら聴いてください(笑)。

大谷:
聴かせてもらいます。逆にドラマを思い出して気持ちが高ぶってしまうかもしれませんけど(笑)。

村松:
確かにそうかもしれませんね(笑)。

――大谷さんには村松さんにとっての中田島砂丘のような場所はありますか?

大谷:
最近、あまり遠出できないので、疲れたときはYouTubeなどで川のせせらぎを聞いています(笑)。癒し系のキーワードを入れるといろいろと検索できるんです。森林の映像や鳥の鳴き声、川のせせらぎ、波の音とか。
なんとなくBGMとして流しながらビールを飲んでいます(笑)。

村松:
結構インドア派なんですね。

大谷:
作品に携わっている最中はあまり羽を伸ばせないので、どうしてもそうなってしまいます。
外にいようが家の中にいようが、「来週あのシーンだな、どうしよう」みたいな感情が湧いて来るんですよね。


――それは結構大変ですね。

大谷:
現場で演出が変わることもありますし。変動があるのが連続ドラマの面白いところだとは思うのですが、追い詰めてやってもひとりよがりの芝居になってしまい、あまり良くない結果を招くこともあるので……。

――役者さん同士のやりとりも重要ですよね。

大谷:
今回のドラマは、仲村トオルさんと2人のシーンが多いのですが、頭の中で計画したことをやってみても、そのとおりにいかないこともありました。僕が演じた山本は、普段の自分とも違うし、今までやってきた役とも違うので、逆にとても役に入りやすかったです。
仕事を楽しむのはなかなかむずかしいのですが、今回はノンストレスで楽しめました。
あとは仲村トオルさんや椎名桔平さんといった大先輩とご一緒できたのも嬉しかったです。

――作曲もまた、インプットやイメージの貯蓄などが大切なのでは?

村松:
仕事が忙しくて出かけられないときには、なるべくレイトショーで映画だけでも見てインプットしています。

――映画音楽も多く手がけられていますから、純粋な観客の目線では見られないのでは?

村松:
そうですね。映画音楽に限らず、スーパーで流れるBGMや車でかけているラジオなど、何を聴いても、職業病みたいに「こういう風な感性で作っているのかな」とイメージしたり、分析したりしてしまいます。
あとは、小説を読むときに世界観に合った音楽を選曲して、インスピレーションを刺激しながら読むといった、訓練みたいなこともしています。

――小説に合う音楽をかけながら読むのは楽しそうです。

村松:
ぜひやってみてください。

ドラマの次はピアノでコラボレーション!?


――お二人は年齢も近いですし、この対談をきっかけに交流が深まりそうですね。

村松:
もし歌を唄うことがあったら、ぜひ私にお手伝いさせてください!

大谷:
ないですよ!(笑)

村松:
ないですか!(笑)

大谷:
スタッフに止められます、絶対(笑)。


――今後、お二人が挑戦していきたいことを教えてください。

大谷:
まず、歌はないとして……(笑)。最近ひげを剃ったら、若い役もいけるんじゃない?と周りから言われたので(笑)、いろいろな役に挑戦したいですね。
同じ役は二度とないですから、とにかくいただいたお仕事を一つひとつ、楽しんでやっていきたいです。

――村松さんは教員免許も持っていらっしゃるので、後進の指導などもやられるのでしょうか?

村松:
よくご存知ですね(笑)。

大谷:
何の教科ですか?

村松:
もちろん音楽です!後進の指導も大切だとは思いますが、今は、音楽活動をまだまだ頑張りたいです。シンガーソングライターとしても、もっと楽曲を作っていきたいですし
あとは、語学も極めたい!韓国語も興味がありますのでよろしくお願いいたします。

大谷:
僕がわかるのは韓国語だけですが(笑)。英語は習われているんですよね。

村松:
はい。英語だけは、仕事で最低限必要な時がありますので、習っています。

――世界にはばたくためには語学が必要ですよね。

村松:
そうですね(笑)。今後も頑張って勉強します!
大谷さん、今度ぜひ、ライブに来て下さい。

大谷:
ぜひ!

村松:
しつこいですが、何か1曲歌いますか(笑)

大谷:
絶対やらないと言ったら失礼ですが、僕が音楽の舞台に立つのは違うというか、申し訳ないです。
人前で歌うのは大変なことですから。
でも、ピアノは弾けたら素敵だなとは思います!

村松:
大谷さん、ピアノが似合いそうですね。

大谷:
子供の頃、バイエルまではやっていたのですが、楽譜を見て弾くセンスがなくて、すぐにやめてしまいました。

村松:
ピアニスト役も似合う気がします。

大谷:
やってみたいです。というか、ピアノが弾ける人ってかっこいいですよね。
「弾けます?」と聞かれることも多いので、1曲だけでも弾けるように練習するのもアリですかね?

村松:
アリだと思います!


――何かおすすめの曲はありますか?

村松:
大谷さんには何がいいかなぁ。『エリーゼのために』とかはどうですか?

大谷:
いいですね。そういえば、ドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』を練習したことがありました。
でも、楽譜を見て弾けないので、暗記してもすぐ忘れちゃうんです。

村松:
役者さんは集中力がすごいので、すぐにできるようになる気がします。

大谷:
どの曲も触りだけ弾いて終わるから、実家で弾くと、「あんたいつもそこで終わるよね」と言われています(笑)。

村松:
でも大谷さんがピアノを弾けるようになったら全部持って行かれちゃうなあ(笑)。
でも、ぜひピアノをやって欲しいです。

大谷:
ピアノで何かしましょうか。

村松:
ぜひ!これからも仲良くしてください。

*****
ドラマの次はピアノでのコラボレーションを約束(?)した二人の今後にも要注目です。
8月22日に発売となる村松崇継のニューアルバム『青き海辺のカタルシス』には、『ラストチャンス 再生請負人』の主題歌『Starting over』のほか、竹内まりやさんと制作し、歌を唄うきっかけとなった『いのちの歌』のセルフカバーなど全7曲を収録。
アスマートからもお買い求めいただけますので、夏の終わりに村松ワールドで心を浄化してみてください。

村松崇継
(むらまつ たかつぐ)
1978年生まれ、静岡県出身。高校在学中にオリジナルのピアノ・ソロ・アルバムでデビュー。国立音楽大学作曲学科在学中の2001年に映画『狗神』の音楽を手がけ、2004年にはNHK連続テレビ小説『天花』の音楽をNHK歴代最年少で担当するなど、これまでに50を超える映画、TVドラマ、舞台、ミュージカル等の音楽を手がけている。主な作品は、2002年、映画『突入せよ!あさま山荘事件』、2008年、映画『クライマーズ・ハイ』、映画『誰も守ってくれない』(第32回モントリオール世界映画祭・最優秀脚本賞受賞)、2014年、スタジオジブリ映画『思い出のマーニー』、2016年、映画『64-ロクヨン-前編』(第40回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞)、2017年、映画『夜明け告げるルーのうた』(アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門クリスタル賞受賞)、スタジオポノック初の長編映画『メアリと魔女の花』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(第41回 日本アカデミー賞 優秀音楽賞受賞)など多数。2018年6月4日にDigital Single『いのちの歌』をリリースし、シンガーソングライターとしても始動。8月22日にはニューアルバム『青き海辺のカタルシス』を発売。

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大谷亮平
(おおたに りょうへい)
1980年生まれ、大阪府出身。2003年に韓国で出演したダンキンドーナツのCMがきっかけとなり、韓国でモデル・俳優としての活動をスタートさせる。2006年、シチュエーション・コメディ番組『ソウルメイト』でデビュー後、数々の映画やドラマに出演。代表作は、2011年、映画『神弓』2014年、『バトルオーシャン 海上決戦』、ドラマ『朝鮮ガンマン』では韓国ドラマアワード2014グローバル俳優賞を受賞。2016年4月より日本での活動を開始。大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でブレイク。2018年には映画『ゼニガタ』で初主演を務めるなど、数々の話題作に出演している。2018年10月からのNHK連続テレビ小説『まんぷく』に出演するなど、今後の活躍も期待されている。

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