【内容紹介】
路地裏のプラネタリウムに、別れと出会いの季節がやってくる。店主の和真、弟の創馬に美少女・月子、そして、星座館に集う仲間たち。”家族”をめぐる物語は、いよいよ月子の秘密に迫っていく。
黄道12星座の牡羊座、牡牛座、ふたご座に、おおぐま座とこぐま座。春の星座は、別れの哀しみと出会いの喜びの物語。好きな人と夜空を見上げたくなる――人生讃歌エンタメ小説、待望の第3弾!
まったく新しく、どこか懐かしい、「三軒茶屋星座館」はこんな小説です!
その1.ギリシャ神話の「超訳」が彩る、私たちの物語 星座館で和真が語るのは、よそでは絶対に聞けない、バカで不器用で欲深い、どうしようもなく人間くさい神々の姿。大胆な現代版アレンジで、楽しく簡単に神話が学べます!
その2.現代家族の在り方を問う、新しい「絆」の物語 星座館では別々に育った双子の兄弟と、血のつながりのない娘がともに暮らします。そして様々な事情を抱えた常連たちが集う。疑似家族としての「絆」を作っていきます!
その3.都会であり下町でもある、実在する街の物語 物語には、実在する場所や店が数多く登場。その風景を思い浮かべながら、または知らない街を旅するような、街と密接に結びつく新しい小説の楽しみ方が味わえます!
【著者について】
1976年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、コンセプトプランナーなどを経て、作家デビュー。映画「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」、ドラマ「レンアイカンソク」など脚本も多数手掛ける。
2013年、地元・三軒茶屋を舞台にした小説『三軒茶屋星座館』が大きな話題を呼んだ。近著に『夏のキグナス 三軒茶屋星座館』『あなたの明かりが消えること』がある。
著者:柴崎竜人
仕様:288P
ISBN:978-4062199865
出版元:講談社
発売日:2016/3/30