2019.2.26

第2話
「大切な仲間との時間が、笑顔の秘訣」

数々の出会いから女優・愛希れいかが得たもの

2018年11月に宝塚歌劇団を退団した元月組娘役トップスター、愛希れいか。ダイナミックなダンスと高い演技力で人気を博し、宝塚に「新たな娘役像」を生み出しました。12月からはアミューズ所属となり、女優としての今後の活動に注目が集まっています。
第2話となる今回は、カレンダー予約時にファンのみなさんから寄せられたたくさんの質問をメインに、笑顔の秘訣や大切な仲間についてなど。


大切なのは、自分が好きでやりたいかどうか

――ファンのみなさんから寄せられた質問で一番多かったのは、「美の秘訣」でした。

愛希:
美の秘訣(笑)。

――美肌もそうですが、輝く笑顔や元気の秘訣も教えてください。

愛希:
笑顔は大切だなと思っています。言葉ではなく、笑顔で通じ合うことも不思議とあると思うので。やっぱり私、よく笑っているイメージがありますか?(笑)


――「笑顔が素敵」という印象はあります。ストレスをためないように、何かしていることはありますか?

愛希:
もちろんストレスがたまるときにはたまります。でも、私は直感で動くタイプで、自分が好きでやりたいと思ったことはやる、嫌だと思ったことは……やらなきゃいけないときはやりますけど、生きる上では好きなことをやりたいと思っています。

――直感を信じて良かったと思うことが多いんですね。

愛希:
考えたら動けなくなってしまうので、直感でしか動けないんです。

――「美肌」についてはどうでしょうか?

愛希:
やっぱり肌には気を遣います。とにかく保湿して、その時期の自分の肌の調子に合わせた化粧品を使い分けている。今日はこの感じだなとか、大体わかるので。とにかく保湿をして、水をよく飲むことです。

――最近一番笑ったこと、嬉しかったことについて教えてください。

愛希:
今日、外で撮影していたら、あまりにも寒くて途中で笑えて来ちゃいました。いろいろとポーズをつけていたんですけど、途中から……「めっちゃ寒くて笑えるんですけど」みたいな(笑)。窮地に立つと笑ってしまうみたいです。真剣なシーンやシチュエーションでつい笑っちゃうことってありません?


――なんとなくわかります。今日は雪もチラついて、とても寒かったです。真剣なシチュエーションで笑ってしまうのはわかる気もします。

愛希:
退団してから自分の時間ができたので、人に会うようにしています。いろいろな方に会えるのがとても嬉しいですね。宝塚OGや上級生の方とも最近お会いして、アドバイスいただくなど、良い時間を過ごさせていただいています。

――年末年始にご実家でゆっくりと過ごされたということですが、ご家族も喜ばれたのではないですか?

愛希:
家族との時間はとてもありがたかったです。そういう時間が大事なんだと、改めて感じました。

数々の出会いが今の私を作ってくれた

――OGの方とは会われているそうですが、同期の皆さんとの交流はいかがですか?

愛希:
頻繁に会いますし、集まっています。現役で活躍している子にも会いに行ったり、ご飯を食べたり。インスタに上げてはいませんが、実はすごくよく会っているんです(笑)。

――同期の絆が固いんですね。

愛希:
何年もずっと一緒に歩いてきた仲間ですから。もう、家族のような感じです。

――素敵なお仲間がいるということが、笑顔の秘訣かもしれないですね。

愛希:
確かにそうですね。同期と一緒にいるときが一番よく笑っています。


――「これがなければ生活できない」というものはありますか?

愛希:
携帯電話です。卒業公演中に携帯電話が壊れたんですよ。それまでは普通だったのが、突然。今まで取れていた連絡が取れなくなって、とても不便でした。そのときに本当につらかったので、私はiPhoneがないと生きていけないんだなと思いました。

――在団中は言えなかった失敗談や秘密を教えてください。

愛希:
実は……、舞台稽古のときに、銀橋(オーケストラピットと客席の間にある通路のような舞台)から落ちたことがあります。

――ええ!それは大変でしたね。

愛希:
でも、ちゃんと着地して、無傷でした。向かい合っていた方が「いなくなった!」と驚いていました(笑)。

――大事に至らず、何よりです。ファンの方からの最後の質問です。愛希さんの宝物はなんですか?

愛希:
出会った人たちです。家族ももちろん宝物ですが、これまでに出会った人がいまの自分を作ってくれたと思っています。私がアミューズに所属することになったのも、奇跡のような出会いのおかげですから。

――愛希さんご自身に出会いを引き寄せるパワーがありそうです。

愛希:
あるんでしょうか?(笑)自分ではよくわかりませんが、ありがたいことに、これまでダメな出会いというか、この人に出会って嫌な思いをしたということがないんです。偶然ではなく必然として、出会うべくして出会ったと思える人が多いので、出会いには恵まれているなと思います。


「大切な仲間とこれまでに出会った人たちが支えてくれたからこそ成長できた」という言葉が胸に残りました。これからも素敵な「ちゃぴスマイル」を見守り続けたいです。次回は気になるカレンダーの制作の裏側に迫ります。撮影現場に潜入したときの様子の写真もご紹介しますので、お楽しみに!

愛希れいか
(まなき・れいか)
1991年福井県出身。3歳からクラシックバレエをはじめ、小学3年生のときに『エクスカリバー』を観て宝塚歌劇団に魅了される。2007年に宝塚音楽学校に入学し、2009年『Amour それは…』で初舞台。月組に配属され男役としてスタートするが、11年に娘役に転向。12年に月組トップ娘役に着任。18年、ミュージカル『エリザベート』で宝塚歌劇団を退団。今年の6月には、花總まりとのWキャストでふたたび『エリザベート』を演じることが話題に。また、11月にはミュージカル『ファントム』への出演も決まっている。愛称は本名から由来する「ちゃぴ」。

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