~「兵頭功海 2020.4-2021.3 カレンダー」編~
『アスマート』プロモーション担当・Tが、グッズ制作の現場に新人記者として潜入するこの連載も、3年目に突入!ついに「新人」を卒業し、「一人前」の記者として現場レポートをお届けします♪ これまで以上に、スタッフから見たアーティストの素顔やグッズのこだわりエピソードについて根掘り葉掘り取材するので、お楽しみに!
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みなさんこんにちは!毎年、バレンタインデーに縁がないのでホワイトデーのお返しに悩まずにすんでいるTです。
今回、潜入してきたのは、兵頭功海さんの2020.4-2021.3 カレンダー撮影現場。オーディション『NEW CINEMA PROJECT』の「出演者」 部門でグランプリを受賞し俳優デビュー。『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にカナロ/リュウソウゴールド役として出演中の兵頭さんにとって、今回がはじめてのカレンダー撮影となります!
本人のアイデアいっぱい! 初カレンダーには兵頭さんの「自分らしさ」がギッシリ
スタジオに到着すると、すでに数カットを撮り終えた兵頭さんが、次の撮影に備えてヘアメイク中の真っ最中。おそるおそるマネージャーさんに「しゅ、取材大丈夫ですか?」と聞いたところ、快くOKをいただきました!
新米記者T:
はじめてのカレンダー撮影、経験してみていかがですか?
兵頭さん:
この仕事を始めた頃は、まさかカレンダーを出せるとは思っていなかったです。だからこそ、「いいものを作りたい!」っていう思いが強くて。新人なので、自分が提案する立場ではないと思いながらも、勇気を振り絞って意見を言うように心がけました。
新米記者T:
たとえば、どんな提案を?
兵頭さん:
衣装や髪型、ロケ地などについてですね。自分らしさを出しつつ、デビュー当時から支えてくださっているマネージャーさんやヘアメイクさん、スタイリストさんたちと協力しながら、今の自分にとって悔いのないカレンダーになったと思います!
と、ここで「兵頭さんお願いしまーす!」とスタッフから声がかかり、兵頭さんは次の撮影へ。話を聞いていたメイクルームからスタジオへ移動すると、あれ? 真っ暗!?
スタッフの方々に話を聞いたところ、外部からの光をシャットアウトし、真っ暗な背景から兵頭さんの顔がアーティスティックに浮かび上がる、という趣向で撮影するとのこと。
だから兵頭さん自身も、黒Tシャツ&黒パンツと全身真っ黒の衣装だったんですね。
今回のカレンダーは、「1つのシーンで2つの異なる表情」がテーマ。俳優・モデルとしての存在感が際立つ「ON」の顔と、「OFF」感のあるショット。スタイリッシュな表情から、リラックスムード漂う顔つきまで、変幻自在の豊かな表現力に魅せられっぱなしです!
最初のうちは、カメラマンさんやアートディレクターさんのリクエストに応えていた兵頭さん。撮影が進むうちに、「この角度はどうですか?」「髪、かきあげてみましょうか?」と遠慮がちながらも、周囲に自分の意見を伝えています。
21歳にして、ここまで自分の考えをしっかり口にできるなんて! 僕が同じ年齢の頃は…と考え出すと落ち込むので、撮影現場レポートに集中、集中!
モニターも頻繁にチェックしている兵頭さんは、ときにそれを見て考え込むことも。「被写体」としてだけではなく、「作り手」として関わろうとしている姿勢が印象的でした。
真っ暗闇の中の撮影を無事に終え、セッティング待ちでひと息ついている兵頭さんを直撃!
「これまで」と「これから」の話を聞きました。
新米記者T:
2019年は、兵頭さんにとってどんな年でした?
兵頭さん:
『海』でした。
新米記者T:
海…ですか?
兵頭さん:
そうです、海です(笑)。1年間、ずっと『騎士竜戦隊リュウソウジャー』で、海のリュウソウ族として過ごしてきたので。
*今回、海でも撮影を行いました!
新米記者T:
あ、リュウソウジャーつながりだったんですね。一瞬頭が真っ白になりました(笑)。
兵頭さん:
驚かせてすみません(笑)。これまでは、役を通して海と自分がつながっていたんですけど、僕は名前にも「海」が入っているんですよ。
新米記者T:
あ、本当だ!
兵頭さん:
だから、これからも海は大事にしたいねと、マネージャーさんとも話していて。だから、今回のカレンダーにも海のカットを入れたかったんです。
リュウソウジャーの件も名前の件も、すぐピンとこなければいけないのに…。そんな鈍い僕に怒りもせず、笑いながら質問に応えてくれた兵頭さんに感謝です!
*他にもギターの演奏シーンも撮影。ギターはなんと本人の私物!
ちなみに、兵頭さんの話の中には、渡邊圭祐さんの名前も出てきました。同時期に『仮面ライダージオウ』でウォズ役を演じていた渡邊さんとは、ヒーローつながりで2人での取材や対談が多く、「今度、ご飯に行こう!」という話になっているんだとか。
でも、こんな長身イケメンが2人で街に出て女子たちがパニックに陥らないのか、余計なお世話とわかりつつも心配になるTでした。
新米記者T:
最後に、2020年はどんな年にしたいですか?
兵頭さん:
今年は、いろんな役に挑戦しながら新しい自分を見つけていきたいです。
*バスルームの撮影。アンニュイな表情を見せる兵頭さん。
新米記者T:
挑戦してみたいお仕事などはありますか?
兵頭さん:
映画が好きでこの世界に入ったので、一つでも多くの作品に出たいですね。
新米記者T:
ちなみに、最近見た映画で影響を受けた作品があれば教えてください。
兵頭さん:
本当にたくさん観るので難しいんですけど…。
最近観た中では、オダギリジョーさん、蒼井優さんの『オーバー・フェンス』や太賀さんの『走れ、絶望に追いつかれない速さで』が面白かったです。観終わったあとに簡単には答えが出ないような、考えさせてくれる作品が好きですね。
*学生時代には野球に打ち込んでいたという兵頭さん。カレンダーにはバッティングセンターでのカットも登場!
新米記者T:
邦画がお好きなんですか?
兵頭さん:
洋画も観ますけど、さりげない日常を切り取った中に、男のロマンやカッコ良さが込められている邦画の世界観が好きなんです。たとえば『ソラニン』とか。
新米記者T:
そうなんですね!
兵頭さん:
そういった映画に出られるような、生身の人間くさい芝居ができる役者に一歩でも近づけるよう頑張っていきたいです!
今年の抱負を熱く語ってくれた兵頭さん。ドキッとするような大人っぽさもありながら、ピュアな少年らしさも感じさせるカットが満載の『兵頭功海 2020.4-2021.3 カレンダー』。今回レポートしたカットが、どんな仕上がりになっているか、ぜひ実物を手に取ってお確かめください!